原木舞茸のクラフトジン「UNICUS」
原木舞茸のクラフトジン「UNICUS」
原木舞茸をキーボタニカルとした待望のクラフトジン「UNICUS」が完成しました。
丹波山倶楽部が作る原木舞茸は、舞茸が自然に育つ環境を再現し、1年かけて丹波山村で育てられたもので、菌床栽培と違い日光を浴びて黒々とした色になること、そして肉厚で芳醇な舞茸本来の味と香りが特徴的です。木の養分と多摩川源流の天然水、太陽の光と澄んだ空気で育った、無農薬、無添加の特用林産物となります。
ただし収穫時期は1年で3週間と非常に短く、その香りと味を楽しめるのは僅かな時間です。そこで我々は乾燥させた原木舞茸をボタニカルにクラフトジンの製作を試みました。香りのお酒といわれるジンを通じて、原木舞茸を一年中お楽しみください。
今回初の試みとして作ったジンは、ニュートラルスピリッツベースで4種類、日本酒ベースで3種類の合計7種類となります。
ニュートラルスピリッツをベースとしたジンは、ジュニパーベリーやコリアンダーシード、アンジェリカルートといった、ロンドンドライジンの骨格となるボタニカルをベースで使用しました。クラシカルスタイルな仕上げとなっています。
<Maitake Gin>必要最小限のボタニカルと舞茸だけで作ったクラシカル仕立て
<Maitake & Sudachi>土瓶蒸しをイメージしながらもオリスやベチバーで香りを下支えしバランスを調整
<Maitake & Peat>ピートの薫香を合わせ塩気、旨味の相乗効果が楽しめるジン
<Maitake Sprit>2パターンで浸漬し蒸留するなど工程に手間をかけた舞茸のみの蒸留酒、まさに舞茸を感じられるお酒
※各100本限定生産/各6,600円(税込)
一方、ベーススピリッツに日本酒を用いたジンは、ボタニカルに舞茸や柚子、甘草、ミズナラ、ジュニパー、「和」を基調としたジンになります。日本酒の吟醸香に舞茸の旨味につながる香りが重なり、それ単体だけでなく食事をも引き立ててくれます。
<Maitake>ブレンド比で90%以上を舞茸にしたザ舞茸というジン
<Classic>ジュニパーを強めにしクラシカルなスタイルに仕上げたジン
<Mizunara>舞茸がミズナラの木で育つことからそのチップをボタニカルの1つとしてブレンドしたジン
※各100本限定生産/各6,600円(税込)
今回、商品名とした「UNICUS」(ウニクス)はUNIQUE(ユニーク)の語源となるラテン語で、唯一、個性的といった意味になります。キノコ(舞茸)という一見お酒の主役にならなそうなものをあえて中心にした個性的な製品を目指すこと、そしてキノコ屋としてキノコの原種へのこだわりからユニークの語源となる「UNICUS」(ウニクス)と名付けました。
丹波山倶楽部では現在、原木舞茸の限られた収穫時期と量からオーナー制を採用し、原木舞茸は基本的にオーナーのみが購入できる仕組みになっています。したがって今後開発される「UNICUS」も各バッチ、限られた生産数になることが予想されます。そこで我々は限られた数であることを逆手に取り、今後とも実験的かつ挑戦的なクラフトジンの開発に取り組み続けていく予定です。
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